2016.11.24
hifumi creatingの開発ベース vol.3
hifumi creatingの製品には、「魚が釣れる要素」はもちろん。
開発段階から僕の様々なこだわり、想い、メッセージ、トライアル要素も込めています。
それは、見た瞬間に分かりやすいキャッチーなモノから、表面化していない細部まで・・・
そんなhifumi creatingの開発ベースになっている「こだわり」紹介させて頂くこのコーナー。
第3回は・・・
【量産工場】です。
ルアーの量産。
他の製品同様、ルアーもいろんな行程を経て進行していきます。
ざっくりとですが、ルアーの場合。
開発→金型作成→成形→接着、着色→パッケージング→出荷
店頭に並ぶまで、このような行程を経ています。
そして、ルアーは、金型作成、成形などは機械化が進んでいますが、接着、着色等は手作業がほとんど。
「機械」×「手作業」
この機械と人の手が絶妙に関係しているところが、個人的には魅力を感じるところです♪
ルアーを量産している工場は、日本国内、海外に何カ所もあります。
規模や得意分野は多種多様。
それぞれ、ノウハウや品質管理基準、得意とする製品も大きく違います。
もちろん、メーカーさんによって考え方はそれぞれ。
コスト面、数量、品質、納期、工場との関連性・・・等々
重要視するポイントで、量産工場を選んでいると思います。
(一時、海外生産するメーカーが多くなったのもコスト面を考えれば当然かも?)
僕もこの仕事に関わって約20年。
それまでに、国内外のルアー工場を直接見学させてもらう機会、仕事をする事もありました。
それぞれの工場に特徴があり、品質、人件費をはじめコストにも大きな差が生まれるのも・・・直接仕事をすれば納得です。
そんな経験をしながら、自身のブランド設立。
自分の判断だけで最初の量産工場を決める時がやってきました!
hifumi creatingで目指すのは今までよりも一歩進めたハイクォリティーの量産品
そういう意味では、量産工場はキーポイント。
なぜなら・・・
どんなに開発に尽力しても、それが量産品でバラつきが出たり、再現出来なければ意味がなくなってくるからです。
そう考えると、お願いする工場は本当に重要。
まして一部は「手作業=人の力」が大きく影響するルアーの量産。
やっぱり慎重になります。
嬉しい事に、僕の独立を知った色んな工場関係の人から声を掛けて頂きました。
具体的にいろんな好条件も提示してもらえました。
そんな中。
hifumi creatingを進める上で、最初の量産をお任せすることにしたのは、協業組合 太成さんです。
日本国内の工場。
made in japan
・・・made in 和歌山。
そうです。
hifumi creatingも和歌山県。
なんと工場までは車で約10分。
最高の環境です♪
その近さを最大限に生かして、何か問題があればすぐに工場に向かって何度も話合ってます。
・・・何の問題が無い時も遊びに行ってるかも!?(笑)
ただ、「近さ」でお願いしたのではありません。
もちろん、最初から日本製にこだわりたい気持ちもありました。
それは、クォリティーの問題もあるのですが、これから造りたいのは挑戦していくもの。
開発面だけでなく、今まで試したことないような金型加工や量産方法も含めてなので設備や技術力、密なコミュニケーションは大事。
時には、ギリギリ狙いじゃなくてあえて限界越えていくので、失敗してから再考する。
つまり、
「失敗しても諦めずに一緒に新たな改善を考えてくれる」
そんなモノ造りがやりたいのです!
しかし、そこには時間、コストもかかる話。
かなり手強いですよね(汗)
この方向を一緒に向いてもらうには、
【モノ造り】に対して相当な実績や自信、挑戦するスピリッツが無ければ【無理】なのですが・・・
太成さんは、ひと味違ってました。
金型作成から、成形、接着、着色・・・パッケージングまで。
全てを同じ敷地内で一貫しての自社生産を続けている工場であり、多くのルアーを量産してきた実績があります。
また、全て自社なので各部署の連携力とスピードも違います!
さらに、メンバーの皆様が釣り好き!
僕が独立して1人でスタートする事への応援や気遣い。
何より、これから挑戦していく同じ方向を見て一緒に挑戦してくれそうな関係性!
ここにも惹かれました。
【*太成さんのメンバー。左から金型部の笠松さん、ルアー事業統括の室井さん、自社ブランドのデザイナーであり、量産管理者の岩根さん】
新たな開発ルアー、展開には僕自身が尽力していきますが、量産クォリティーの高さは太成さんのお陰です。
安心して量産をお任せ出来る工場と取り組む事で、また次の開発、展開にパワーを集中していけるのです!
そう考えると
量産工場である太成さんはhifumi creatingを支えてくれている大事な場所なのです。
奥深いルアーの量産。
金型製作や量産の着色等々、まだまだご紹介させて頂きたいところは盛りだくさん!
これから、タイミングを見て紹介させてもらいたいと思います。
ちなみに・・・
太成さんの自社ブランドROSSO CORSA HPはこちら
↓↓↓
http://rossocorsa-fishing.jp/