2016.08.18
hifumi creatingの開発ベース vol.2(前編)
hifumi creatingの製品には、「魚が釣れる要素」はもちろん。
開発段階から僕の様々なこだわり、想い、メッセージ、トライアル要素も込めています。
それは、見た瞬間に分かりやすいキャッチーなモノから、表面化していない細部まで・・・
そんなhifumi creatingの開発ベースになっている「こだわり」紹介させて頂くこのコーナー。
第2回は・・・
【鱗(うろこ)】です。
まずは、本物の鱗の話から。
魚の鱗。
みなさんは、どんな感じで見ているのでしょうか?
釣りをしていると、キャッチした魚や、捕食されているベイトから剥がれた鱗を見たり、触れたりする機会もありますよね。
また、掛かっていた魚がファイト中にフックアウト。
回収したルアーのフックに引っかかっている鱗の大きさを見て・・・
「今のは、デカかった💦」
そんな経験もあるのではないでしょうか?
そもそも鱗は、魚にとって外傷や雑菌の侵入などを防いでいる保護の役割も果たす大事なモノ。
その生活環境や成長速度、外敵への対抗手段にもなりえるので、魚種によって独自の方向で進化しているのも興味深いところです!
さらに、顕微鏡などで拡大して観察してみると・・・
雪の結晶のように、細部は想像以上に複雑で神秘的な模様だったりします!
(*参考資料)
また、魚種によって違う質感。
薄くて小さいものから、分厚くてゴツゴツしたものまであります。
その違いを少し意識、記憶しておくだけで、様々な情報も得れたりもします。
引っかかってきた鱗を見て、過去の記憶と結びつけることで・・・
「バレたのはシーバス」
「今のは、鯉」
「この付近に居る群れはボラ」・・・等々
鱗から得る情報で、周辺のベイトやある程度の魚のサイズも把握出来たりする可能性もあります。
そんな、鱗。
僕の個人的な考えですが・・・
フィッシュイーターにとっては、どちらかと言うと、
【嫌なモノ】と捉えています。
と言うのも、捕食の際には、どうしても丸飲みを強いられる事がほとんど。
水中で逃げる小魚の鱗を剥がしてから捕食というのは、なかなか現実的ではありません。
という事は、人間でイメージしやすいように例えると・・・
【フルーツの丸飲み】
こんな感じかも?
●イチゴ、サクランボ→◎ このままで全然OK♪
●リンゴ→〇 大丈夫
●パイナップル→✖ できれば避けたい💦
どうでしょう?
自分が食べる時に皮を剥かずに丸飲み限定となると、
選んでしまったり、
躊躇したり、
食べる量が変わったりするのではないでしょうか?
こんな風に・・・
●鮎、カタクチ→◎ 大好物!ガンガン食べれる
●コノシロ、小型ボラ→〇 全然食べれる
●大型のボラや鯉→✖ 覚悟して数匹だけ
もしかしたら、こんなランキングがあり、
一度に食べる量に違いあるのかもしれません。
まあ、
「皮(鱗)に一番栄養あるのに~」
みたいな独自の発想で、鱗を好んで食べてる人(魚)が居ないとは言い切れませんが・・・
もちろん、成長した大型魚は消化に必要な内臓、消化液も成長してパワーupしているので、栄養価の高い大型ボラなども気にせず捕食している場合もあります。
とは言え、鱗自体が大きく、厚みがあれば消化しずらいのは違いないと思います。
そう思うと、
たかが鱗。されど鱗。
【フィッシュイーターの鱗に対する意識】
これは、あると思うのです。
おっと・・・
序章のハズが、思わず熱が入って本物の鱗の話が長くなりすぎました💦
そろそろ本題の【ルアーの鱗模様】の話に入りたいのですが・・・
こちらも長くなるので、・・・
今日はここまでです。
hifumi creatingの開発ベース vol.2(後編)へと続きます。
*明日、8月19日更新予定です