2018.01.06
cramの心臓部!
来週、1月11日
クラム(cram 100SS)の先行販売がスタートします!
コンセプトは
【 power action! 】
躊躇無く使えて、しっかり飛んで、泳ぐ!
それを支えるのは
・1.3mmの大型ピンや平打ち#4リングなど、強度抜群のパーツ類
+
・ミスキャストやパワーファイトに耐える肉厚ボディー剛性
+
・しっかりと手元に伝わり、魚を寄せる力強いアクション
+
・安定姿勢の飛距離
まさに
【 基本に忠実で力強いブラッシュアップモデル 】
そんな仕上がりになっています
その証に
クラムは見た目にはsherry blessのような特徴のある造形ではありません
いたってスタンダードフォルム
そして
明確なコンセプトに沿ったこのフォルムは
過去のルアー開発経験を存分に生かせるので早々に決定!
実際
最初に削りだしたフォルムとリリースする最終型に大きな差はありません
でも、このルアー開発に着手したのは、hifumi creatingスタート時
つまり
およそ3年もの時間をかけているのです
(*2015年9月号SALT WATERにも既にクラムのプロトが)
ではなぜ?
これほどまでに時間が掛かっているのか?
それは、クラムのもうひとつの面
【 内側から生む出すイレギュラーアクション 】
これを引き出す為の時間です
そして、その 「 鍵 」 は採用した
マグネット固定式3連大型球ウエイト
この心臓部といえる内部ウエイト設計にあります!
ただ、これが難題です
狙った内的要因のイレギュラーは不安定要素が非常に高まります
荒れた状況で使えるには下記条件を同時に満たす必要があったのです
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★軽く外れた際にフロント側2個とリア側1個にわかれる
★イレギュラーが強まりすぎて水面を飛び出す前に定位置に戻る
★キャスト時にストレス無く3球とも移動
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これを実現するのに必要なのは
マグネット磁力と球の絶妙バランス
しかし
一般流通品だけでなく、工業製品基準も選択肢に入れると膨大な量です
(もちろん、試しました!)
マグネット素材(ネオジウム、フェライト、サマコバ・・・等々)
さらに
マグネットの形状、直径と厚みで磁力は異なり、ミリ単位で違うバリエーションが存在します
一方、ウエイト球もミリ単位の球からインチ球と呼ばれるものまで・・・
そうなんです
マグネット&ウエイト球の組み合わせ∞ループ
この無限ループでさ迷いながら
ひたすら内部ウエイトの微調整を繰り返していたのです
そんな∞ループから出る方法は・・・
思うアクションが出る組み合わせを見つけるしかありません!
ただ、ただ地道なトライアル
それも、フィールドで使えるのが必須条件です
中には、潮が効いていない止水のオープンエリアでは、イレギュラー入りまくりで見た目抜群
しかし
実際に磯で広がるサラシや強い離岸流の中ではどうしても飛び出す
そんな惜しい仕様もありました(涙)
・・・・・・・・・
そして、ようやく出た最終結論
★円柱型フェライトマグネット
直径8mm×高さ4mm
★ウエイト球
1番目:直径7.93mm
2番目:直径7.5mm
3番目:直径7.5mm
これが、豊富な選択肢から
選抜&テスト、選抜&テスト、さらに選抜&テスト
そうやって生き残った仕様なのです
この微妙なサイズに行き着くまで・・・試しに、試しました!
見た目に派手さはないですが
一瞬魅せるイレギュラーと入り乱れる流れに負けないアクションのリカバリー力!
これを躊躇なく使える強度を維持しながら高次元で組み合わせた仕上がりとなりました
クラムの心臓部
ここには、約3年の月日とフィールドチェックの歴史が刻まれています!!
— 力強くて繊細 —
この相反する要素を組み込んだクラム100SS
是非、フィールドで泳がせてみてください
↓ ↓ ↓ ↓
量産販売は今月末予定
その前に、
WEB限定の先行販売を来週OPEN予定
〈 hifumi creating WEB shop〉で準備しています!