2017.11.28
シンキングペンシルとブレスSSモデル!
ここ最近、
個人的にブレス 100 SSでの好釣果が続いています♪
・数匹釣ったあとのフォロー
・波立っていて、Fタイプで表層を上手くリトリーブ出来ない状況
・流れの強い河川
・ベイトの群れが少し沈んでる
そんな時にSS(スローシンキング)ならではのヒットがあるので出番が多くなってます♪
でも、時々
「blessのシンキングはどう使ったら良いですか?」
「F(フローティング)とはまた感じ違いますよね」
こんな質問もいただきます
そうなんです
Fタイプが巻けばすぐに始まる明確な強いアクションに対して、
SSタイプは少し違う場面、使い方でこそ、その威力を発揮します!
「同じシルエットなのになぜ?」
確かに、見た目ではわかりずらいこの差(^_^;)
そこで、
今回はSSの特徴を少し突っ込んで説明させてもらいます
まず、
《ブレスSS=シンキングペンシル》
こう考えてもらうとSSがグッと使いやすくなる気がします
もちろん、
リップを外せばその通りの機能を発揮しますが、リップを付けた状態でもこのイメージは活きてきます!
というのも、
SSタイプのコンセプトは
【リトリーブでウォブリング+デッドスローでテールスライド】
そうなんです
リップは付いてますが、
デッドスローリトリーブ=シンキングペンシル同様のテールスライドアクションで漂います
ミディアムリトリーブ=急に始まる強いウォブリングアクション
このメリハリが極めて強くなるように仕上げています
リトリーブスピードを変えると・・・
いきなりアクションしたり、いきなりテールスライドへと移行します
車でいうと
“急発進&急停車”
かなりの危険運転です
そして、
このメリハリの急な格差のある両アクションの同居!
これが、ブレスSSタイプの最大の特徴(武器)となっています
ではリップを付きでこの緩急アクションを演出するメリットとは?
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魅力1) レンジキープ力UP!
魅力2) 根掛かりが減る!
魅力3) ラインスラックが効率良く回収出来る!
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少し詳しく説明させてもらいます
*魅力1) レンジキープ力UP!
ミノータイプ同様、リップの存在はボディーの浮き上がりを抑えてくれます
その為、
カウントダウン後にスローリトリーブを始めればリップレスは水面近くに浮上するのに対し、
リップ付きは任意のレンジを水平移動する傾向が強くなります
*魅力2) 根掛かりが減る!
オープンエリアなら問題ありませんが、
リップレスの場合、その名の通りボトムや障害物付近ではリップが無いのでフックがコンタクトする事が頻発します
さらに少し高度になりますが
「ボトム転がし」と呼ばれる流れの強い場所で流れに沿ってボトムでルアーを転がす使い方
一部コアなアングラーでは根掛かり率は上がりますが、その爆発的な釣果を経験すると止められない・・・
まさにハイリスク、ハイリターンなこのメソッドを使う場合はよりその差は顕著となります
ブレスSSタイプは、リップ効果により
ボディー姿勢が維持しやすくなるだけでなく、
まず、ボトムや障害物にリップが先に当たる確立が高くなるのでフックがダイレクトにコンタクトするのを軽減
結果的に根掛かり率軽減&ボトム感度UPに繋がります!
*魅力3) ラインスラックが効率良く回収出来る!
岸からのアプローチは、立ち位置が修正出来ない場合もあります
強い流れを横切らせたりする場合、
どうしてもルアーより先にメインラインが流されてしまい上手くコントロールできません
そこで、
アピールを抑えたい場合でもミノータイプを多用したり、
頻繁にラインスラックを回収しながら微調整
何とか一瞬だけでもポイントに流し込んでアプローチ
こんな状況もよくありますよね
しかし、
ブレスSSタイプは先にも書かせてもらった通り急激なメリハリのあるアクション
「急発進&急停車」
この特徴により
補正に不要なラインスラックを急激に回収しつつ、ラインが張れば「ブルブル」とアクションも明確に手元に伝わります
つまり、
もとの漂うナチュラルアピールを再開するまでのタイムラグと距離を大幅に短縮できます♪
もちろん、
オープンエリアでアングラー側から仕掛けていく使い方も有りです
【派手なアクションで寄せて、漂わせて喰わせたり、喰わせのタイミングを演出】
ミディアムリトリーブ(バタバタ)
↓
スローリトリーブ(スー)
↓
ミディアムリトリーブ(バタバタ)
自分のリズムや意図するスポットでのアクションの切り替え!
この演出時に出た強いバイトは
「喰わせた!」
そんな気持ちがグッと高まります♪
*ちなみに、僕は‘’だるまさんがころんだ‘’遊びの鬼役をやってるイメージです(笑)
さらに、流れの変化が明確にわかるメリットもあります
自分のリトリーブ速度が一定なのに、ルアーアクションが勝手に変化した場合、
そこにあるのは
「流れの変化」
これを駆使すれば、
視覚が制限されるナイトゲームでもキーポイントとされるこのスポットをより探しやすくなる効果もあります
どうでしょうか?
シンキングペンシルとミノーが持つハイブリットな使い方の可能性
シンキングペンシルとハイアピールのミノーを同時に投げていると考えると・・・
色々とイメージ出来たのではないでしょうか?
実はこのSSタイプ
当初は、Fタイプのアクションを継承してました
カウントダウン可能でスローからきっちり強いアクション
まさに、Fタイプの強いアクションを少し下のレンジで演出するタイプです
もちろん、釣果はありましたが爆発的では無い感じ
同時に、以前のコラムで書かせてもらった違和感がありました
「これなら圧倒的にFの使用頻度が高い」
アングラーとしての僕はSSの存在価値に対してシビアでした
そこから始まったリビルド
紆余曲折を経て
SSならではの魚を獲る為の特徴あるアクションを秘めることで
ようやく販売を決定したSSモデル!
FとSS
同じフォルムでも狙える魚が違うという可能性!
このアクションの使い分けを是非体験していただきたいと思う今日この頃です
最後になりますが・・・
大事なのでもう一度!
明確ハイアピールのFに対して、一癖あるSSタイプ
《ブレスSS=シンキングペンシル》
このイメージを持って
是非、blessを使い分けてみてください
m(_ _)m