2015.12.25

sherry95  (開発story2 アクション動画!)

 

Shrry95

sherry95(開発story1)で書かせてもらったように、このルアーで目指したのはベイト(小魚)の動き。

 

では、少しおさらいになりますが、イメージするその泳ぎは?

 

「油断しているベイト(小魚)」=フラフラと漂う感じ

「急に逃げるパニックベイト(小魚)」=不規則に泳ぎきる

 

そして、場合によっては、この両方を一度のリトリーブで表現することで・・・

 

「油断していたのに突然パニックになるベイト」

「パニック後に力尽きて泳がなくなるベイト」

こんな演出を可能にする泳ぎ。

 

つまり、

全スピードレンジ対応のリップレスベイト!

これが、sherry95の泳ぎのイメージです。

 

 

当然、まず始めに実際のこの泳ぎを説明させてもらいたいのですが・・・・

やっぱり、ルアーアクションは文章だけでは伝わりにくいです。

 

というわけで、急遽、動画撮影してみました。

(今回はsherry95SSです)

 

 

 

どうでしょう?

(家庭用ビデオでの撮影、フリーソフトの素人編集なので見にくいところもあると思いますが・・・)

 

リトリーブのスピード変化にあわせた【スピード別の泳ぎ】

●スロー →漂う感じ

●ミディアム →アクション

●ファースト →イレギュラーを伴うアクション

 

目指したのは、スピードレンジの違いによりアクションは変化しつつ、破綻せず無段階変速していく感じです。

 

もちろん、単体スピードだけでなく、

『スローからミディアム』

『スローからファースト』

『ミディアムからスロー』

『ファーストからスロー、またファースト』・・・等々

スピード変化、緩急を加えることも可能です!

 

ここまでは、ただ巻きのみ。

ロッドワークは一切無し!

アングラーのリトリーブだけで演出する大事な基本性能です。

 

 

次に、リトリーブ中に少しアクションを加えることにより、また別のアピールを可能にしています。

アクションと言っても派手なロッドワークではなく、わずかなリトリーブ中のスピード変化(リトリーブジャーク)で十分です。

 

これが、sherryの持つ別の顔です。

それは、使い手(アングラー)の演出力、間の取り方、使うタイミング、強弱によってこのルアーが全く違う雰囲気(アクション)を魅せます。

 

つまり、使う手(アングラー)個人個人の【個性】が反映される部分です。

まさに【個の力】です。

 

もちろん場合によっては、わざとらしい演出で見切られることも・・・

また、逆に強制的にターゲットのスイッチを入れる攻撃的な攻めを可能にしたり・・・

 

 

これが、今回このルアーに込めたかった僕の思う、ルアーの持つ奥深い要素のひとつです。

 

 

 

 

しかし、このアクションに到達するまでの道のりが・・・かなり遠かったです。

まだまだ、お伝えしておきたいsherryの特徴は続きます!

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