2017.09.01

field contact! vol.4 《メッキ》

 

hifumi creatingのモノづくりのスタイル。

【魚の進化、フィールドの変化を肌で感じながら、次の可能性を形にしていく】

 

その為に続ける日々の釣行やルアーテスト。

そんなフィールドでの出来事や記録。

新たに感じた可能性などを不定期ながらこのコラムでも少し書かせてもらおうと思います。

 

field contact!

vol.3は《メッキ》です。

 

DSC_0118

 

前回のfield contact! vol.3では、渓流でのルアーテストを書かせてもらいました。

 

その中心だった現在開発中の

〈sherry55〉

 

前回、少し改良点も見つかったので、すぐにフィードバック。

工房で新たに削りだして数タイプ準備完了。

 

すぐにフィールドに向かいました!

 

ただ・・・

向かったのは、工房からすぐ近くの漁港。

 

今回は、

海のライトゲームで〈メッキ〉を狙ってみました。

 

ところで、この〈メッキ〉

馴染みの無い方も居るのではないでしょうか?

 

そもそも、メッキという名前はギンガメアジ、ロウニンアジやカスミアジの総称として呼ばれる愛称のようなもの。

いうなれば、個名ではなくグループ名みたいな感じです(笑)

 

ちなみに、全国的に黒潮の影響のあるエリアでは馴染みのある回遊魚。

特に、ロウニンアジは大きくなるとGT(ジャイアントトレバリー)と呼ばれるオフショアでは中心的存在。

そんな血統は小さくても十分発揮!

パワー溢れるファイト&果敢にルアーを追ってくれるので、一部ではコアなファンも多いターゲットでもあります。

 

そんな〈メッキ〉

僕は、学生時代からかなりお気に入り!

 

 

という訳で、

和歌山ではこの時期、言うなればスタートシーズン。

サイズ、群れの有無。

色々確認しにフィールドに向かいました。

 

狙いは、活性があがる夕マズメの約1時間勝負!

 

最初に選んだポイントでまずは、改良モデルのスイムチェック。

スローからファーストまでのアクション変化や、ロッドワークへの反応を目で見ながら、アクションの感触をチェック。

 

「なかなか良い感じ♪」

 

 

すると・・・

【パシャ】

水面に突き上げるようなバイトで、すぐにヒット!

 

DSC_0114

〈*今年の1匹目は小型スタート〉

 

リリースして、再びキャストすると

【グンッ】

 

DSC_0122

〈*少しサイズUPするとファイトは飛躍的に強く!〉

 

そこからは連続ヒット!

どうやら、良い群れが入っているみたいです。

 

魚が良く反応してくれる貴重な時間。

逃さないように色んなウエイトバランスをチェック。

 

やはり、ほぼ同じシルエットの中でも反応の良い、悪いが出るのが面白いところ。

絞り込むには、やっぱり実践です!

 

 

DSC_0120

〈*シングルフックVer.も試してみました〉

 

 

DSC_0123

〈*ロウニンアジも〉

 

 

結果。

sherry55を中心に、他のプロトルアーも投入しつつ・・・

日没まで約1時間。

バイトが途切れることなく色々試せた良き時間となりました♪

 

前回の渓流とはまた違うシチュエーション

メッキゲームが成立しやすい早いスピードレンジや連続ロッドアクションに対するレスポンス。

 

やはり、改良モデルの方がワンランク上のポテンシャルを発揮してました!

このモデルをベースに、シーバスや色んなフィールドで試しながら性能アップさせていきます。

 

 

 

 

DSC_0127

〈*あっという間に日没終了!〉

 

 

【使用ルアー】

・sherry55(プロトタイプ)

・プロトルアー各種

2017.08.29

field contact! vol.3 《渓流》

 

hifumi creatingのモノづくりのスタイル。

【魚の進化、フィールドの変化を肌で感じながら、次の可能性を形にしていく】

 

その為に続ける日々の釣行やルアーテスト。

そんなフィールドでの出来事や記録。

新たに感じた可能性などを不定期ながらこのコラムでも少し書かせてもらおうと思います。

 

field contact!

vol.3は《渓流》です。

 

P1030223

 

釣友に誘われて渓流に行ってきました!

 

まだまだ続く暑さを少し避けながら・・・リフレッシュ感の高まる渓流♪

久しぶりなので、テンションもあがります!

 

それに・・・

今回は、開発中【sherry55プロト】の渓流フィールド使用感チェック!

これがメインです。

 

ちなみに、開発中のルアーは様々なシチュエーションで投げるようにしています。

その中でもsherryは、あらゆるフィッシュイーターを狙える可能性を高める為にも更に色々試してます。

 

特に55は、トラウトや小型回遊魚などもメインターゲットになりゆる可能性大!

今までも海、河川、運河の他にも時折、湖や流れの複雑な渓流でも試してました。

 

そんなsherry55も何度も改良を加えてかなり完成度向上中。

 

今回は、スイムチェックだけでなく、魚を掛けにいくつもりでウエイト、アクションの違うバージョンを数タイプ用意。

ポイントに向かいました!

 

軽トラ

(*今回、険しい道中に対応すべく、釣友の軽トラで)

 

入渓して、最初は泳ぎ、アクションレスポンスをチェック。

ウエイトバランスの違いをローテーションしながら最適なモデルを選んでいきます。

P1030186

 (*この流れでしっかり機能するかどうかが大事です)

 

 

そして・・・

持ち込んだルアーの中から、よりマッチするのが絞り込めると、

ルアーを追う魚影も確認出来るようになってきました。

 

しばらく追いの甘いチェイスに苦戦しながら・・・

ようやく1匹目をキャッチ♪

 

P1030195

(*本命視していたイワナ♪)

 

リリースしてから

さらに攻め上がっていきます!

 

P1030230 P1030192

(*携帯電波の届かないエリアは生き物も豊富♪)

 

沢歩きも楽しみながら、この日の魚の付き場やルアーの追尾の仕方をよく観察。

よりマッチしたアクション、スピードや攻め方を考えながら試していきます!

 

 

P1030204

P1030206

 

(*後半は喰わせのリズムも合ってきたみたいコンスタントにヒット♪)

 

 

そして今回は結果も出たので…早めに終了。

釣友と色んな話をしながら魚のチェイスを共有したり、リリースした魚を見送ったり。

リフレッシュ感満載のフィールドとなりました♪

 

P1030219

 

 

そして・・・

sherry55の方もフィールドで十分に機能。

それでも少し改良点や試してみたいバランスのイメージも出てきました。

すぐに造って試しつつ、もう一歩進歩させたいと思います!

 

もう少しお待ちください

m(_ _)m

 

P1030209

 

【使用ルアー】

・sherry55(プロトタイプ)

・プロトルアー各種

2017.07.25

テールフック外しても・・・♪

 

sherry125

このルアーではボディー3カ所にフックを装着する3フックシステムを採用しています。

 

●フッキング率アップ

●絡みつくフッキングでキャッチ率アップ

●小型フックを装着出来る

・・・等々

ロングボディーにおいて3フック装着のメリットを活かしたセッティングです。

 

しかし、今回紹介させてもらうのは・・・

あえて、テールフックを外して2フックでの使用。

 

P1030138

【sherry125テールフック無しVer.】

 

やり方は簡単!

最後部のテールフックを外すだけです。

 

この簡単チューン。

 

その効果は?

結構魅力的です♪

 

●飛距離アップ

●ウォブリングアクションが強調

●フックサイズ変更可能

 

少し詳しく説明させてもらいます。

 

【飛距離アップ】

これは、テールフックを外す事でシェリー独自のテール形状効果が強調されます

初速段階のフック重量によるブレを軽減し、方向性がさらに安定する事で飛距離が向上します。

特に向かい風や横風ではその効果がアップするので、届かなかったエリアへのアプローチを可能にしてくれます。

 

 

【ウォブリングアクションが強調】

sherryは、ミディアムスピードからタイトなウォブリングを見せますが、このアクションがテールフックを外すと大きくなります。

手元にアクションがしっかりと伝わります。

また、強い流れの中を横切りながら泳がせたりも可能となります。

 

 

【フックサイズ変更可能】

通常では、(がまかつ RB MH #6)を標準装備。

基本、このままでテールフックだけを外すだけでOK!

しかし、磯場や河川でのパワーファイトが必要な時はフックサイズアップやSP MHなどへの変更も有効!

その時にテールフックを外して軽量化されているので、ウエイトに大きな変化を抑えたままフックサイズをアップ出来ます。

P1030139

(*#5~#4ぐらいまで装着可能です)

いかがでしょうか?

 

もちろん。

通常の3フックモデルがトータルバランスでは高水準

 

僕があえてこの2フックver.を使うのは具体的には下記のシチュエーションです。

①流れの強い大型河川

②磯でのヒラスズキ、マルスズキ狙い

③スレが進行したエリア

 

最後に、

「フッキング率低下しないのかな?」

こんな疑問もあると思います。

もちろん、フックの数でいえば掛かる確立は低減しています。

 

ただ、sherryが極めてベイトライクなナチュラルタイトアクション

ルアーが大きく動いていないので喰いミスが少なく、ベイトとして認識している事が多いようで、実際に、頭から腹を押さえ込もうとするバイトがほとんど。

テールフックを外す事でよりこの辺りが強調される感じです。

P1030101

(*先日の遠征でもこのフック無しVerが活躍!)

 

また、派生モデルとしてテールにシングルフックの装着もオススメです。

P1030143

P1020962

(*磯ヒラでも効果あり!)

 

同じルアーでもテールフックを外すだけで、少し違うアプローチ!

 

【sherry125テールフック無しVer.】

是非お試しください!

 

 

2017.07.19

field contact! vol.2 《秋田フィールド》

 

hifumi creatingのモノづくりのスタイル。

【魚の進化、フィールドの変化を肌で感じながら、次の可能性を形にしていく】

 

その為に続ける日々の釣行やルアーテスト。

そんなフィールドでの出来事や記録。

新たに感じた可能性などを不定期ながらこのコラムでも少し書かせてもらおうと思います。

 

 

field contact!

vol.2は《秋田フィールド》です。

 

DSC_2577

 

久しぶりに・・・秋田県までルアーテストに行ってきました!

 

以前はルアーテストや取材等で毎年のように訪れていたフィールド。

ここ数年は・・・

諸事情もあり、しばらく間が空いてました。

 

ちなみに、工房は和歌山県。

 

和歌山から秋田。

 

実際、陸路の距離では1,000キロオーバー。

 

かなりの距離です

(今回は、飛行機で移動しましたが・・・)

DSC_2545

 

なぜ?

そんな遠く離れた場所にわざわざ行くのか?

 

理由はいろいろとあります。

まず、秋田フィールドのポテンシャル、魅力の高さです♪

魚影の濃さだけでなく河川、運河、サーフ、磯・・・

あらゆるシチュエーションで狙えるのでルアーテストがより充実。

 

また、秋田は日本海側。

普段は、太平洋側で釣りをする機会が多いのですが、

魚、水質、干満差、水温変化、塩分濃度などなど

その差も実感しながら開発していくのも大事だと考えています。

やっぱり開発には日本海側、太平洋側両方のフィールドに立つ意味も大きいのです。

 

そして・・・最大の理由

 

何より【hifumi creating】のルアーを秋田フィールドで自ら泳がせてみたくなったのです。

 

 

 

そんな期待十分の秋田フィールド。

今回は5泊6日で昼夜フィールドに立って色々とテストしてきました。

 

P1030096

(*今回、最初の魚は雄物川。sherry125F テールフック外しVerで)

 

DSC_2555

(*秋田運河ではbless60SSが活躍!)

 

P1030110

(*強いバイト・・・bless 丸呑みでした)

 

DSC_2564

(*様々なプロトタイプも魚の反応を見ながらチェック!)

 

P1030126 (2)

(*ワームの釣りも経験!話題のTHREE TRAPで)

 

堪能秋田ライトゲーム1DSC_2588DSC_2558

(*合間に他の魚も・・・こちらもさすがの魚影です♪)

 

 

P1030115

(*今回の最大魚はナイトゲームで)

 

久しぶりの秋田フィールド

やはり、釣れる場所やサイズ、反応するルアーが大きく変化していたり・・・

フィールドは日々変化しているものだとあらためて実感できました。

 

そして、立場は変化しましたが、

 

再び秋田フィールドに立てた喜び

hifumi creatingのルアーで魚が掛かる実感

開発中ルアーのフィールドでの使用感

一緒に釣りをした人達と共に純粋に楽しんだり、新しい発見に驚いたり・・・

 

貴重な時間を惜しみつつ。

昼夜問わずにフィールドに立たせてもらいました。

 

「やっぱり来て良かった」

 

そんな充実のフィールドテストとなりました。

 

何より、今回得た大きなモノは・・・

秋田フィールドに立ち、新たな進化のヒントを得たプロトルアー。

さらに、新たに思いついたNEWモデルのイメージ!

早々に形にしていきたいと思います!

 

1,000キロ以上離れた秋田には、

アングラーとして、またルアー開発者としてもやっぱり貴重な体験、新たなヒントを与えてくれるフィールドでした!

様々な可能性の広がりとともに、答え合わせに近々また訪れたいと思います♪

DSC_2597

P1030123P1030131

(*昼夜問わず反応してくれたシーバス、秋田フィールドに本当に感謝です!)

 

【使用ルアー】

sherry95/125

bless60/100

・cram100SS(プロトタイプ)

sherry95/125 weight lock(ラボスペック)

・プロトルアー各種

 

 

 

2017.06.23

新登場! sherry weight lock SS(スローシンキング)!!

 

logo-hifumi-white

前回のコラムで書かせていただいた

sherry95F&125F weight lock ラボスペックモデル 新色発売!

 

 

 

そのウエイトロックに・・・

 

SS(スローシンキング)モデルが加わりました!

 

F(フローティング)の発表時にも多くのご要望を頂いたこのSSタイプ

 

もちろん

準備を進めておりました!

DSC_2464

 

重量、専用ウエイトの形状、バランス・・・

試行錯誤しながら、フィールドテストでの魚の反応はもちろん。

使用感も考慮しながら微妙な調整を繰り返しました。

そして今回も95&125ともに

 

SS用オリジナル固定ウエイト採用!

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

img-sherry95ss-spec

(*95SS用 低重心オリジナル固定ウエイト採用!)

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

img-sherry125ss-spec

(*125SS用 低重心オリジナル固定ウエイト採用!)

 

weight lock Fタイプ同様、

低重心化も実現!

 

着水後の立ち上がり重視や、

インレットや増水時の急激な流れ、ヨレでの固定ウエイトならではの安定感とレスポンス。

また、ジャークやトゥイッチなどハードなロッドワークにも対応しながらの

レンジを下げれるSSタイプ

 

sherryの可能性がさらに拡がります!

 

さらに・・・

着低姿勢にもこだわりがあります。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(*95SS 水中でのステイ姿勢)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(*125SS 水中でのステイ姿勢)

写真の通り、テール側に浮力を残す事で着底時にも倒れ込まない設定。

 

これにより、根掛かりの低減だけでなく

【ボトムステイ】

【流れに乗せながらのボトムドリフト】

【ボトムステイ&スイミングのリアクションバイト】・・・等々

SSタイプならではの使い方やアレンジ攻略も可能にしています!

 

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(*ウエイトロックの専用印刷)

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

皆様、sherry95&125 SS ウエイトロックver.

是非フィールドでお試しください。

 

DSC_2453

DSC_2490

 

今後、Fタイプも含めてウエイトロックならではの使い方も紹介予定です♪

 

*詳しくは・・・sherry weight lock HP

 

ぜひ、ご来店ください

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

hifumi creating WEBshop

sherry weight lock(ラボスペック)